離婚

【子どもあり】の離婚率は?「子はかすがい」にはならない?

子は鎹(かすがい)

誰もが一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか?

鎹(かすがい)とは木材と木材をつなぐための釘のことで、夫婦仲が悪くなっても、子どもがいれば夫婦をつなぎとめてくれるという意味のことわざです。

私も離婚経験者ですが、子どもがいたため、「子はかすがいなのにね」という言葉を何度か言われたことがあります。

たしかに子どもがいれば子どものことを考えて離婚を踏みとどまる夫婦も少なくないと思います。

しかし子どもの成長を考えたうえで、ゆがんだ家庭環境では駄目だと考えて、離婚する夫婦もいるはずです、、、私たちもそうでした。

今回は子どもの有無による離婚率の違いについて説明します。

この記事を読めばわかること
  • 子どもありで離婚した人の割合
  • 子がかすがいになるのかどうか

子どもがいる夫婦のほうが離婚件数が多い

日本では政府が様々なものに関する統計データをまとめています。

平成21年度 人口動態統計特殊報告、離婚に関する統計に、離婚した夫婦のうち、子どもがいる夫婦がどの程度いるのかもまとめられています。

※2018年8月現在公開されている最新データは2008年のもになります。

離婚件数の中で子どもありなしによる比率

  • 離婚件数:251136組
  • 子どもなし夫婦:107302組(42.7%)
  • 子どもあり夫婦:143834組(57.3%)

※平成21年度 人口動態統計特殊報告、離婚に関する統計より抜粋

単純な離婚件数だけで比較するならば、子どもありのほうが離婚件数は多いという結果です。

しかし、子どもの有無による離婚率の違いを考えるならば、子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦の割合も考慮して考える必要があります。

【子はかすがい】になるのか?

子がかすがいという言葉が本当かどうか確かめるために、次のことに注目しながら説明していきます。

  • 子どもがいる夫婦の割合
  • 離婚した夫婦のうち、子どもがいる夫婦の割合

子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦の割合は?

日本の夫婦の中で、子どもがいる夫婦と子どもがいない夫婦は次のような比率になります。
最新データは2015年のものですが、先の離婚率の結果との整合性をとるために、先のデータと近い2010年の調査結果を記載します。

子どもがいる夫婦といない夫婦の件数と比率

     

  • 子どもなし夫婦:11435組(39.3%)
  • 子どもあり夫婦:17657組(60.7%)

政府統計の総合窓口(e-Stat)の平成22年度 国勢調査を参考に計算
※子どもの有無などが判断できない一部少数データを省略しているため、実態とは若干のズレがあります。

おおよそ6割の夫婦に子どもがいるという結果です。

ちなみに少子化が騒がれて、何年にもないますが、1995年にはおおよそ7割の夫婦が子どもありで、年々減少していっています。

子どもあり夫婦の比率と、子どもありで離婚した夫婦の比率を比較

離婚件数の中で子どもありなしによる比率

  • 離婚件数:251136組
  • 子どもなし夫婦:107302組(42.7%)
  • 子どもあり夫婦:143834組(57.3%)

子どもがいる夫婦といない夫婦の件数と比率

     

  • 子どもなし夫婦:11435組(39.3%)
  • 子どもあり夫婦:17657組(60.7%)

子どもありで離婚した夫婦の比率も、子どもがいる夫婦の比率も、どちらも6割程度の結果となっています。

これは子どもがいるからといって、離婚を踏みとどまる人は多くはないということを意味しています。

ただ僅かではありますが、子どもありで離婚した夫婦の比率が、子どもがいる夫婦の比率を下回っています。

そのため、子どもが『かすがい』になって、夫婦間をつなぎとめているケースが少しはあるということでしょうか。

まとめ|子どもの有無によらず離婚率は大きく変わらないが、子がかすがいになることも少しはある

『子はかすがい』とは言いますが、子どもがいるからといって離婚率が大きく変わることはありません。

ただ僅かではありますが、子どもがいる方が若干、離婚率が低くなる傾向にあるようです。

ちなみに私は『子はかすがい』という言葉があまり好きではありません。

もし『自分の両親が離婚したかったけど、自分がいるせいで離婚しないのだ』と子どもが考えたらどんな気分になるのかを想像すると、『子をかすがいにすべきではない』と思います。