離婚

なぜ離婚?離婚理由ランキング。性格の不一致とはどいう意味

人の結婚観に関してこんな言葉があります。

人は判断力の欠如により結婚し、忍耐力の欠如により離婚する。
そして記憶力の欠如により再婚する。

アルマン・サラクルー

日本の離婚率の増加が何かと騒がれる昨今ですが、何も忍耐力が欠如した人
が増えて離婚が増加しているわけではありません。

人によって事情が様々ではありますが、多くの人が悩み苦しみ離婚しています。

一度は愛し合った相手と離婚を決意する理由にはどんなものがあるかご存知でしょうか?

今回は「離婚理由のランキング」と、離婚理由としてよく聞く「性格の不一致」に関して説明します。

この記事を読めばわかること
  • 離婚理由のランキング
  • 性格の不一致とは何か?

離婚理由で一番多いのは?

裁判所がまとめた、離婚申し立て動機をランキング形式に整理したものが下の表です。

「2017年度 婚姻関係事件数  申立ての動機別申立人別  全家庭裁判所 」を参考にkumokatsu.comが表を作成しました。

男女によって、離婚動機、すなわち離婚したい理由の順番は異なりますが、

第1位はどちらも「性格が合わない」=「性格の不一致」

となっています。

よく聞く「性格の不一致」とは、本人たちにしか理解できない理由

男女ともに離婚理由でもっとも多いのが「性格が合わない」つまり「性格の不一致」ということです。

性格の不一致という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、「それってどういうこと?」という人も多いはず。

私自身、離婚理由は「性格の不一致」です。
他人に離婚理由を聞かれた時も「性格の不一致」として説明していますが、多くの場合、理解されません。

「性格の不一致って都合のいい言葉だよね」

そんな心無い言葉をかけられたこともあります。

浮気やDV、借金などが原因の場合は一言の説明で済みますが、性格の不一致だけは一言では理解をしてもらうことは難しく、詳しく話せば話すほど、過去の嫌な思い出が蘇り、説明するのが苦痛になってしまいます。

夫婦はもとは他人同士です。

性格だけでなく価値観や習慣、考え方など様々な違いがあり、どんな夫婦でも「嫌だな」と思う場面がでてきます。

そういった一つ一つの些細なすれ違いが積み重なり、ある時、積み重なった不満が崩れてしまう。しかし1度崩れたぐらいならまだ修復ができるかもしれません。しかし、その崩れが1度でなく2度3度と繰り返すうちに、お互いの関係が修復できないものになってしまう。

何かのきっかけ、ふとしたタイミング、人それぞれだとは思いますが、

上手く言えないけど、相手と自分は合わない。一緒にいることが苦痛。いない方がマシなのではないか?

そう考えて離婚を決意する。

それが離婚理由の「性格の不一致」なのかなと思います。

だから離婚理由を聞かれても、嫌なところが沢山ありすぎて上手く説明できない。

相手の嫌なところを言葉にすれば、自分でもその理由が薄っぺらいものに感じてしまうんですよね。

けれど、本当に耐えられないぐらいつらくて、今考えると、離婚前の自分の精神状態は異常と言えるほど追い詰められていました。

今となって、冷静に相手の言っていたことも理解できているつもりで、自分なりの反省もしています。

ただ私にも言い分がありますし、相手の言うことすべてが正しいとも思っていません。
今思い出しても、相手に対して「それってどうなの?」と理解できなかった相手の行動も数多くあります。

結局、性格や価値観が合わなかったんだなと思っています。

まとめ|離婚理由第1位の「性格の不一致」は、どちらも悪くない

離婚理由として、一番多いのが「性格の不一致」です。

私自身、「性格の不一致」が原因で離婚しましたが、今現在思っているのは、性格の不一致とは

お互いに悪いところはあったけれど、お互いに悪くない

ということなのかなと思っています。

冒頭でアルマン・サラクルーというフランス人作家の言葉を紹介しましたが、最後にもう一つ、離婚に関する言葉を紹介します。

この言葉をはじめて見たときに、私自身、気持ちが楽になったことを覚えているので、もし離婚に悩んでいる人がいるなら、この言葉があなたを救ってくれるかもしれません。


夫と妻のどちらに離婚の原因があったのか? どちらにもあった。もしくは、どちらにも無かったのである。

メレジコフスキー

自分を責めないで下さい、あなたは悪くない。
相手を責めないで下さい、相手も悪くない。