- 子ども一人あたりに支払われる養育費の平均額
- 1世帯あたりに支払われる養育費の平均額
子供がいる夫婦が離婚する際に問題になるのが、養育費です。
養育費を貰う側からすれば1円でも多く
養育費を払う側からすれば1円でも安く
両者の想いが相反するため、離婚協議の際に、揉めるポイントの一つです。
そして養育費を考える上で気になるのが「養育費の平均額」です。
今回は養育費の平均額について説明します。
養育費はどうやって決まる?
基本的に養育費の決め方は、双方の話し合いによります。
ただ離婚協議の最中にある2人が、相手のことも考えながら冷静に話し合うのは難しいため、裁判や調停においては養育費の一つの指標として算定表というものが用いられます。
この算定表は
- 子供の人数
- 子の年齢
- 養育費を払う側の年収
- 養育費を受けるの年収
から、養育費額として『ある程度』妥当な金額を算出出来るものです。
『ある程度』と強調したのは、算定表で計算される養育費はあくまで参考値であり、双方の事情によって、増減するためです。
必ずしも算定表の値通りではなく、双方の合意によって決まります。
養育費の平均額は?
上記の説明のように、養育費は個人の年収などによって変わりますが、そうは言っても、実際の平均額が気になるところです。
厚生労働省の調査によると次のような結果になっています。
子供1人辺りの養育費の平均額
父親が親権者の場合:29375円
1世帯辺りの養育費の平均額
父親が親権者の場合:32550円
養育費を考える上で注意が必要なのは、子供が2人の場合は、単純に子供1人のときよりも養育費が2倍とはならないということです。
母子家庭の場合には、子供1人に支払われる養育費の平均額は38207円でしたが、2人の場合は48090円となっています。
まとめ
養育費は子供1人の場合は3~4万円程度が平均額となっています。
多いとかんじますか?少ないと感じますか?
受け取る側からすれば少ない金額と感じるかもしれません。
養育費を支払う側からすると、【少し納得のいかない金額】という人も多いのではないでしょうか?
子供のために払うお金と思えばつらくありません。
しかし養育費を払うことで少なからず元配偶者が楽になると思えば、正直複雑な想いは隠しきれませんよね。
養育費の支払いは大変なもので、支払う側の生活も圧迫してしまいます。
もし養育費の支払いがつらいと考えている場合は、クラウトソーシングなどで、副収入を得ることも考えてみてください。
楽して稼げるわけではありませんが、元手が0円、隙間時間で、作業すれば誰でも月に数万円程度なら副収入を得ることもできます。